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(2020年4月発行)会報『季節の風(ときのかぜ)』/014.015/冬春合併号

2020年4月発行/014・015/冬春合併号
◇明石から ◇できごと ◇これから(講師、講演会予定など) ◇スタッフのつぶやき ほか
通信014・015合併...
通信014・015合併...
 
いろいろありすぎて、今回は何を書こうかと考えていると更にことが動く。

まとめたい、と考えているといつ迄も書けないので、
とにかく現在(いま)で切り取って書き出そう、と思います。
 
いざ書こうとすると散漫になって、
何がいいたいのか、伝わりにくいだろうな、と思うのですが、
いろいろ見えてしまって感じ考えてしまっているので
黙っていられない想いを、吐き出してみます。
 
まずはやっぱり「コロナウィルス感染症」から見えて来ているものでしょうかね。
大変な時代を生きているんだ、と実感させられますね。
 
グローバリゼーションと言われている「広がり」の恐ろしさ。
わたしたちの身近でも「広がり」は歓迎されているのでしょうか。

電車がどんどん遠くまで乗り込んでつながって、聞いたことのない街の駅名を知り、
どこだかわからないところの事故で電車が止まってしまったりしていますよね。
 
中国、湖北省武漢市の市場から、コウモリだかネズミだか、
といった(正確な情報かどうかも判らない!)情報から始まった「コロナウィルス感染症」。
 
便利か不便か?より安全なのか?だと思いますが、益々見えにくくなっている気がします。
もうどうにも手が届かず「いきすぎて」しまっていないでしょうか。
 
「わたし」がどこにいるのか宙に浮いてしまっている感じ。

人々が望んでそうなって来ているのか、
いや、どうも違う欲望(理由)で動いているとしか思えない。
「わたし」は意思表示していないがまぜられてしまっている。
 
リニアモーターカーがつくられている。
東京―大阪間が67分、東京―名古屋40分、時速500Km。
そして5G。第五世代移動(高速、大容量、低遅進、多接続)通信システム。
よくわからない!!
2時間の映画を3秒でダウンロードできると言われています。
そうなることで「ストレスフリー」になる、と。
逆にストレスを増やすことになるのじゃないのか。
 
わたしは新幹線「のぞみ」から気持ちが悪くなって「ひかり」に乗り換えたことがあるんですが…!
早い(便利で効率がよい)ことが快適ではなく、不快になってきているのです。
わたし達を取り巻く環境は「わたし」の望みとは別に、どんどん変化していきます。
 
自国第一主義を標榜するトランプ大統領らは、
この感染症とは向き合えないでしょう。
アフリカでの感染が報告され始めました。
世界には、家に手を洗う機能がない人口が30億人いる、と言われています。
 
わたし達が知ってか知らずか、望んでいなかったとしても、
そうした地域(国家)に暮らす人々たちを踏み台にして
現在の「豊かさ」があり、逆にその危うい「豊かさ」が、
この「感染症」で破綻することになるかもしれない。

実は福島の原発事故や、熊本・北海道での被災者、避難している方たちのことも、
忘れてはいないが「自分事」になっている訳ではない。

そんな暮らしぶり、生き方の見直しを迫られている様に感じるのです。
片方に変わらぬ日常があり、片方に望んでもいない状況があるとしたら、
その辛さ・苦しみに配慮した、気配りできる暮らしぶり、
生き方の選択が求められているんだろう、と思います。
 
相模原やまゆり園での殺傷事件の犯人に「死刑」の判決がなされました。
「抹消してしまう」という論理でいいのでしょうか。
「わたし」の中にも抹消しきれない差別意識が在るのではないか。
見えなくして終わらせる。それは違うのではないか。
我が子を虐待で殺してしまった父親に、禁固十六年の判決!!
 
どちらも「個人」に帰してしまっている。
つまり「個人」の問題、その人だけの責任にしてしまっている。
これでいいのか、そんなはずはないはずです。

「わたし」に関係ないのか?
「わたし」の存在する「共同」「共生」の関係の中の在り様が見直されなければならないのではないか。
 
 
 
 
2020.4 明石紀久男

2020年   2021/07/17   スタッフ