「離脱」から「新しい群れ」へ

特定非営利活動法人 遊悠楽舎 代表 明石紀久男

現在(いま)私たちの社会は私たち自身の未来を破壊しながら成り立っているようです。

何より私たちの未来を担う子どもや若者たちの生きていることへの自信を 深いところで失わせる方向へと

社会全体の「力」が加えられているように思います。

「生きる力」を学校で教えようという時代です。

絆とかつながりとか他者とのかかわりの重要性を強調する言葉がことさらに叫ばれているという状況から

人と寄り添って生きる術を知らない子どもや若者たちの困惑する姿を感じずにはおれません。

無縁・孤族、そして孤独死… 

さびしい「一人ぼっち」が強調されています。

それが 私たちの築いてきた「豊かさ」の実像であり未来像でもあります。

「困難や生きにくさ・生き苦しさを抱える」と形容される現代の子どもや若者たち。

適当な「群れ」を奪われたままに育って来た者たちが生きる術を学んで来られなかったのはしごく当然のことです。

私たちは「個」であることを求め「孤」になってしまった在りように気づき

これからの生き方を新しいかたちの「群れ」の中に求めたいと考えます。

新しい「群れ」のかたちは 排除の論理からは生まれません。

大きな声、高いテンション、元気・活発、協調性に富んで

誰とでも仲良く明るい頑張り屋さんを求めている社会から「離脱」して 少し距離を持って

自分を守ることのできる立ち位置から静かにおとなしく、ゆっくりと丁寧に、感じ考え、行動していきます。

具体的には学校という社会から離脱している(いた)不登校と言われている子どもたち。

さらに中退者、退学者と言われる若者たち。

就職・就労、経済的自立を求められ「社会人」と呼ばれることから離脱している若者たち。青・壮年。

そうした人たちがいつの頃からか人を信じることから遠くなり

その分じぶんを信じることからも離れてしまい

「自信がない」と言われる生き方になってしまっている。

さらに信じることから遠ざかった生き方は「常にじぶんに嘘をついている」苦しみを課してしまってもいるのです。

そんな彼等(わたし達)が内在化してしまった価値観から解き放たれ

彼等のひとりひとりが ひとりひとりに合った生き易い生き方を手に入れることを願い

しっかり応援する仲間(わたし)達がいることを伝えていきたいと思います。

響き合い、生き合うことを通して多元的で多様な「豊かさ」を手にしたいものです。

 

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